絶対音感とは


幼児期(6歳まで)しか身につかない音感の才能

 

人間は「耳に始まり、耳に終わる」と言われています。

 

お母さんのおなかの中にいるときからお母さんの声や、外の音を

聞いていることは医学的にもわかっていますから、お母様の中には

胎教に良いといわれる音楽を聞いていた方もいらっしゃるのでは

ないでしょうか。

 

妊娠8ヶ月ごろになると音を聞き分けられているようで

お母さんの声と他の人の声を聞き分けて反応するそうです。

 

赤ちゃんは生まれてすぐの頃、視力が弱くぼんやりとしか見えていません。

そのため、聴力から多くの情報を得ています。

 

お母さんの声も100%聴き分けられるというのですから 、赤ちゃんは絶対音感と同じような能力を

持っているようです。

 

 

赤ちゃんは誰かに育ててもらわなければ生きていけませんから、お母さんの声を聴き分ける能力を

身につけているのでしょう。

 

そのくらいおなかの中でお母さんの声を聞いているのですから、子育てはおなかの中から始まっていると

知っておくことが必要です。

 

 

1歳頃になると視界がはっきりし、目からの情報を多く受け取れるようになります。

耳からの情報に頼らなくなるため、耳を使わなくなると、耳の感度が鈍ってきます。

そして言葉を覚え、話せるようになると、耳に頼ることが益々減っていきます。

 

人間は環境に順応していくため、使わないものは退化してしまいます。

 

 

 

現在脳科学の研究が進み、絶対音感は幼少期にしか身につかないと分かってきましたが

代表理事の鬼頭は、人間が言葉を使うようになるのと引き換えに、絶対音感を失っていくように感じると

仰っています。

 

言葉を使うことによって、生まれ持った野生的な感覚(五感)を失ってしまうのかもしれません。

 

現代は、インターネット、テレビ、新聞や雑誌など視覚からの情報が8割、残りの2割が耳からの情報だと

言われています。ほとんど耳を使っていないのです。

 

ですが、こんな報告があります。

 

心臓が停止した後も聞こえていたというのです。

 

生まれる前から亡くなった後まで聞こえている耳に、まだまだ知られていない多くの謎が

あるように思いませんか?

 

絶対音感を身につけることで、人間が赤ちゃんの頃に持っていたころの聴力を使い

感覚(五感)が鋭いまま成長していくことができるのです。

 

才能が開いていくのもわかる気がしませんか?

 

 

 

ネイティヴ発音が聴き取れる耳に


 

小さい頃から英語を聞かせるとネイティヴスピーカーになると

言われていますが、これは音を聞き取る耳が良いためです。

 

言葉というよりは聞いた発音を「音」として

真似ることが出来るのです。

 

言語は左脳、音は右脳で判断すると言われていますが

2歳と5歳のお子さんに同じ単語を聞かせて発音してもらうと

聞き取る力が全然違います。

左脳の方が発達しているせいかもしれませんね。

 

ただ、2歳のお子さんは全員同じように発音しますが、5歳になると、同じ発音ができるお子さんと

できないお子さんがいるようになります。

 

成長していく過程で、その音に慣れていたか、否かで変わっていくのだと思います。

 

最近特に気になっているのは、4〜5歳でも「カタカナ英語」で発音するお子さんが増えていることです。

 

英語を聞けば良いのではなく、「どんな英語の音」を聞いているかが重要だと思います。

 

 

また2歳頃は、英語を言葉として理解するのではなく、「音」として聞いているようです。

 

絶対音感を持つ鬼頭先生も、歌詞を「音」として聞いているそうで、そのため邦楽を聞いてもほとんど歌詞が

言葉として聞こえてこないので、洋楽を聞いても聞こえ方は同じなのだそうです。

 

それと同じで、2歳頃のお子さんが5歳のお子さんと発音が違ったのは、既に聞こえ方が違うということなのです。

 

音的に考えると、ネイティヴ発音にするためには、母国語と同じくネイティブな英語を自然に聞かせることが

オススメです。

 

ただ、音が聞き取れたり、同じ音を出せることというネイティブ発音だけですので英語が話せるのとは違いますが

幼少期は素晴らしい力を持っていますから、聞き流す機会を増やし、お母さんが英語で話すようにすれば覚えて

いきます。母国語も文字は読めなくても、話せるのと同じです。

 

音を習得できる期間は生まれてから6年くらいですが、徐々に聞き取る力は落ちていきますから

1歳頃から英語の音を聴き慣れる習慣を作るといいですね。

 

ただし音的に言えば、「アップル〜」「バナナ〜」と言った日本語発音ではなく

ネイティブ発音でなければ意味がありません。

 

 

 


絶対音感は幼少期から楽器を習うと身につけられる?

 

絶対音感は「小さい頃から楽器を習うことで身につく」と

言われていることもあります。

 

鬼頭先生は「3歳からオルガンを始め、気がついたときには絶対音感を持ち耳コピで好きな曲を弾いていた」と仰っていますが、音感がつくほどレッスンをしていたそうです。

 

多くのピアノ指導者も幼少期からピアノのレッスンをしていますが、絶対音感を持っている方は少ないので、自然に身につけた人は、レッスン量が多かったか、音を聞く機会が多かったのかもしれません。

 

 

 

絶対音感と相対音感の違い


 

「絶対音感」と「相対音感」って何が違うの?

 

 

どちらも音感ですが、大きく違うのは身につけられる年齢です。

 

「絶対音感」は6歳までしか身につかない音感です。

 

「相対音感」は大人でも音楽に触れることで身につく音感です。

 

 

この違いは大きいですよね。

 

 

「絶対音感」は音を単独で1音聞いただけで、その音が何の音なのかがわかる音感です。

 

「相対音感」は基準となる音を教えてもらって、次に弾いた音がわかる音感です。

 

最初に聞いた音が「ファ」だから「ラ」かな?と、単独ではなく音を比べてわかるのが特徴です。

 

ちなみに「ドレミ」と聞いて「ドレミ」とわかるだけでは「絶対音感」とはいえません。